老人ホーム入居後の認知症のトラブルは?

アルツハイマー型認知症の初期の人が老人ホームに入った場合、施設側が認知症との告知を受けていても、トラブルが生じることがあります。
老人ホームのスタッフの中には、認知症の症状に関する詳細な知識が少ない人が多いためです。

認知症は物忘れの病気という大まかな認識のもと、「物忘れしたことすら忘れてしまう」という実態を知らないスタッフもいます。
認知症の物忘れの特徴は、自分が忘れたことすら忘れてしまうということです。
健常者の物忘れは、「何か忘れたかもしれない」という微かな不安を伴います。
しかし、アルツハイマー型認知症を患うと、記憶がすっぽり抜けてしまうため、物忘れへの不安感も失われます。アルツハイマー型認知症をはじめ変性型の発生メカニズムも複雑です

老人ホームのスタッフの中には、「自分は忘れてなんかいない!」と興奮気味に抗議する利用者を、認知症の症状と理解せず、頑固で怒りっぽい人としか捉えない人もいます。
そのため、抗弁する利用者への悪感情が残り、後日、ギクシャクしてしまうことになります。

アルツハイマー型認知症の初期の人は、立ち居に不自由することがない場合、比較的容易に老人ホームに入れますが、入った直後からトラブルの危険性があります。
家族が知っている実態は、つぶさに老人ホーム側に伝えて、共通の認識を持つようにしましょう。

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