施設と病院の提携関係を事前に確認しよう

認知症の人が利用する老人ホームは、病院との提携関係を詳細に確認しておくことが大切です。認知症が中期から後期に差し掛かる頃、病院を受診しなければならない事故や病気が多発するためです。

例えば、アルツハイマー型認知症中期で一番注意が必要なのが転倒による大腿骨骨折です。
認知症の人は、認知能力が低下して、危険を回避する能力も低下してしまいます。
そのため、認知症初期までなら注意できた、足元の確認をせずに足を踏み出して転んでしまうことがあります。
認知症患者の受け入れに消極的な医療機関も稀ではありません。
医師や看護師の指示が患者に入りにくいためです。

認知症後期で多発するのは誤嚥性肺炎です
1年間に何回も誤嚥性肺炎で入院が必要になります。
誤嚥性肺炎が繰り返されるようになると、老人ホームからの退去を迫られるケースもあります。胃瘻の問題が生じるためです。

老人ホームの多くは、病院との提携をうたっていますが、実際に病院にかかる必要が生じると、「一時退去」という形式をとるところが多いのが実態です。
その老人ホームの部屋をキープしておくために、利用料を別途払うところもあります。
退院後も利用したい場合、万一入院が必要になった時、老人ホームの部屋がどんな状態になるのか、入居中の施設利用料はどうなるのかを確認しておくことが大切です。

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